「第6回ジェネリック家電製品大賞」の授賞式が5日、都内で行われ、家電量販店「ドン・キホーテ」の「情熱価格PLUS 4K液晶テレビシリーズ」が2年連続で大賞を受賞し、殿堂入りを果たした。

 ジェネリック家電とは、大手家電メーカーと同等の高性能で低価格な家電。激安ですぐ壊れる中国製などの“B級家電”とは異なる。

 今回受賞したドンキの液晶テレビは2017年6月に発売したシリーズの第5弾。第1弾となる「50V型ULTRAHD TV 4K液晶テレビ」(5万4800円=税抜き、以下同)からスペックアップし、第5弾では43V型(3万9800円)、50V型(4万9800円)、58V型(5万9800円)などのサイズラインアップ拡充で、シリーズ累計販売台数3万台を突破。ジェネリック家電製品の認知向上にも貢献したこともあり、殿堂入りとなった。

 ドンキの担当者は「第1弾4Kシリーズ発売後、ラインアップの拡充を行ってきた。小売業をやる中で、お客様の声を形にということで物づくりに励んでいる。自分たちのプライベートブランドで価格訴求できるテレビを作ろうということで挑んだ。格安4Kテレビの先駆けとして多くの方から支持されたことをうれしく思う」と語った。

 2年連続でドンキの4Kテレビが大賞となったことに、一般社団法人ジェネリック家電推進委員会代表理事の近兼拓史氏は「第1弾のテレビ発売開始からたった1年で第5弾を発売した。お客さんのニーズをつかみ、ここまでやるのは大手でもなかなかない。消費者に寄り添うというか、自動車ではベンツがいいものとしてあるけど、世界で一番売れたりするのはトヨタのカローラだったりする」と話した。

 そんな中、本紙が注目したのは「アウトドア&防災家電部門賞」を受賞した「電動スクーター バイクルL6s」。バイクと自転車の中間のような次世代電動スクーターで、約10円の充電で約45キロ走行できる驚異の経済性を持つ。