はやぶさ2ピンポイント着陸成功! 映画化の初号機に続く快挙に祝福の声

2019年02月22日 17時00分

小惑星りゅうぐう(ロイター)

 感動を呼んだ「奇跡の帰還」から8年8か月。その“後継機”が新たな伝説をつくった。

 地球から3億4000万キロ離れた小惑星りゅうぐうへの着陸を目指していた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が22日午前8時前、着陸に成功した。太陽系誕生の謎を解き明かすため、着陸時に岩石試料を採取。2005年に小惑星イトカワへ着陸し、相次ぐトラブルを乗り越えて03年の打ち上げから7年がかりで帰還を遂げた初号機に続く快挙となった。

 着陸にあたっては、大きな岩で機体が傷つくのを避けるため、比較的大きな岩が少ない、半径約3メートルの限られた地域を選定。遠隔地で繊細な制御が求められる難度の高い着陸となった。当初は100メートル四方の平らな場所を目指すはずだったが、岩の多いでこぼこした地形のため断念。はやぶさ2チームの津田雄一・JAXA宇宙科学研究所准教授は「甲子園球場(全体)からマウンドに(着陸地点が)変わったイメージだ」と例えていた。

 午前6時すぎには運用チームが着陸への最終判断を下した。地球からの指令は片道20分かかるため、これより後は、はやぶさ2が自律的に行動。あらかじめ地表に落としてあるボールを目印にしたり、機体を傾けて岩をよけたりといった工夫を凝らした。

 14年12月に打ち上げられたはやぶさ2は当初、昨年10月に最初の着陸をする計画だった。だが、前出のように表面のでこぼこが分かり、3か月かけて着陸方法を練り直した。今回を含め最大3回の着陸を試み、20年に地球に試料を持ち帰ることを目指している。

 ピンポイントのような着陸に成功したはやぶさ2。燃料漏れや長期間の音信不通といったトラブルを克服して10年6月に帰還した初号機は映画にもなったが、“2代目”の快挙にネット上には「おめでとう」「無事帰ってきて」と祝福の声などが寄せられた。