あべのハルカスではしか大量発生 マスクでは防げない感染力

2019年02月14日 17時00分

はしか患者が追加発表されたあべのハルカス

 大阪市保健所は13日、大阪市の「あべのハルカス近鉄本店」で働いていた複数の従業員がはしかに感染したと発表した。同店のバレンタインフェア会場で、接客していた女性従業員2人がはしかを発症したと11日に発表されたばかりだった。

 同保健所によると、新たに感染が判明したのは10~40代の男女5人。4~9日にかけて発症し、検査の結果、陽性反応を示した。さらに男女2人に発熱や発疹、咳などのはしかの症状が出ており、現在、遺伝子検査中だという。

 はしかの潜伏期間は10~12日程度とされており、抵抗力によって発症するタイミングは異なることから、先に発表された2人と同時期に感染したとみられるが、感染源については不明だという。

 医療関係者は「はしかは38度以上の高熱が出て風邪の症状とも似ていますが、発疹が出るのが特徴です。重症化すると死に至る場合もある。空気感染や飛沫感染し、非常に感染力が強く、手洗いやマスクでは防ぎきれない。かかってしまうと特効薬がないので、ワクチンの予防接種が最も有効です」と話す。

 大阪市では2014年に17人、16年に15人のはしか発症が報告されているが、今年はすでに28人が発症(13日までの速報値)している。先月に京セラドーム大阪で行われたアイドルグループ「AKB48」の握手会に参加していたファンがはしかに感染していたとして、大阪市が注意喚起を行ったのは記憶に新しい。

 保健所は同所を利用した人に対し、3週間以内にはしかが疑われる症状が現れた場合は、事前に医療機関に連絡の上、速やかに受診するよう呼びかけている。