ユネスコ無形文化遺産「オリチャ占い」初上陸 占者はなんと明治大学の現役副学長

2019年02月13日 17時00分

オリチャ占いは日本に根付くか

 生年月日や星座に左右されるのではなく、自分の手で自由に運勢を選び取れるという占い本「オリチャ占い」(猿江商會刊)が日本初上陸した。「オリチャ占い」はアフリカ・ナイジェリア発祥で、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「イファ」という占いの体系を原型とし、そこに登場する精霊(オリチャ)たちの中から、自分のパートナーを選ぶというもの。あとは自分が選んだオリチャによって、今年1年の運勢が自動的に決まるという仕組みだ。

 それぞれのオリチャには「金運」「恋愛運」「仕事運」などの異なる御利益があり、自分が抱えている問題や、直面している課題に応じて選べるようになっている。各オリチャはイケメン戦士やいたずら好きな少年、小悪魔風な美女など、そのビジュアルも実に多彩。自分好みのオリチャを“推し”感覚でパートナーに選ぶこともできる。

 そんな変わり種のオリチャ占いには、どことなくうさんくささも漂うが、気になる占者はなんと日本人。しかも、明治大学の現役副学長でもある越川芳明教授(67)というから驚きだ。

 越川教授はフィールドワークでキューバに滞在中、ナイジェリアから奴隷貿易とともにキューバに伝わってきたこの占いに出合い、現地の司祭に入門。4年にわたる修行の末、自身も最高司祭の資格を得たというから筋金入りだ。ちなみに日本人でこの資格を有しているのは越川教授ただ一人だという。

 遠く西アフリカから大西洋を越えてキューバに伝わり、さらに太平洋を挟んだ日本に上陸してきたこのオリチャ占い。果たして日本にも根付くことができるだろうか。