レーダー問題でお粗末反論動画公開 韓国国内では嘘もファンタジー化

2019年01月05日 17時00分

 韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制レーダーを照射したとされる問題をめぐって韓国国防省は4日、韓国側の従来の主張をまとめた内容の動画を公開した。「日本の哨戒機が駆逐艦に向かって低空飛行をした目的が不明」とし、謝罪を要求した。国防省報道官は、レーダー照射されたなら回避行動を取るべきだったとした上で「(哨戒機は)再び接近する常識外の行動を見せた」と疑問視する見解を示した。

 日本の防衛省は昨年12月28日、レーダーを複数回照射されたとする場面や、駆逐艦に繰り返し意図を尋ねても応答がなかったことを含む動画を公開。韓国側が強く反発していた。

 韓国事情に詳しい文筆人の但馬オサム氏は「国防省女性報道官のアナウンスから始まるこの動画、韓国艦側の主観映像はわずか数秒で、あとは先に日本の防衛省が発表した映像に危機感をあおるようなBGMと字幕をかぶせただけ。これのどこが『人道的な救援活動を日本の哨戒機が威嚇的な低空飛行で邪魔した証拠』なのでしょうか。ウソはもっとうまくつけばいいと思いますけどね」と語る。

 レーダー照射問題について、日本と韓国では捉え方に差がありすぎる。

 但馬氏は「すでに韓国では『日本の哨戒機に低空飛行で威嚇された』というファンタジーが事実として広がっています。イメージの中でそれは、どんどん誇大化されていくわけです」とみる。実際、韓国では「慰安婦20万人強制連行」「軍艦島で9万人が強制労働」など、あり得ない数字が“事実”として定着している。

「彼らのファンタジーはとどまるところを知りません。あと10年もしたら『日本海軍の哨戒機を、現代に蘇った李舜臣将軍の亀甲船が追っ払った』というファンタジーが、韓国の教科書に記載されるかもしれません」と但馬氏は指摘する。

 日本としては決定的な反論内容のない拍子抜けの動画だが、韓国内では拍手喝采なのかもしれない。