ソフトバンク4時間以上も通信障害 救急に宅配、コンサート…各地で大混乱

2018年12月07日 17時00分

「圏外」で大混乱――。6日午後に全国的に起こったソフトバンクのスマートフォンなどの携帯電話サービスでの通信障害は、救急搬送やコンサート、宅配サービスなど幅広く利用者に影響を及ぼした。

 午後1時39分に発生した大規模な通信障害は、同6時4分にほぼ解消するまで4時間余りも続いた。交換設備の不具合により、音声通話とデータ通信が利用しにくいか、利用できない状態に。ネット上ではたちまち「通信障害」「圏外」「ソフトバンク」など関連語句が検索ランキングの上位にズラリ。「スマホが壊れたのかと思った」という人もいたが、原因は全国をカバーする交換機の異常だった。

 街の公衆電話にはソフトバンク利用者らが列をなす光景も。命にかかわる救急搬送でも、消防庁がツイッターで「緊急時は他社の携帯電話か固定電話から119番通報するか、お近くの消防署に駆けつけるなど直接通報してください」と呼びかけた。

 市民生活に欠かせない宅配にも影響が及んだ。佐川急便は「集荷依頼情報および再配達情報が担当セールスドライバーの専用端末に届かない」とホームページで報告。「ドライバー専用の携帯電話も使用不能となっていることから、連絡が取れない状況」と訴えた。

 音楽ファンの間では、事態を受けて電子チケットへの不安もネットでつぶやかれた。この日香川県であった「SEKAI NO OWARI」の公演では、来場前にネット環境のつながる場所で電子チケットをスクリーンショットするなどの対策が関係者からツイッターで勧められた。「GLAY」の名古屋公演では来場者のQRコード確認を行わず、チケットのみで入場させる措置が一部で「神対応」と話題に。

 ネット上ではドコモやauに乗り換えるとの声もあれば、「同じことが他社で起きたら…」と心配する人も。9月の北海道胆振東部地震では、停電による通信パニックが発生。今回はシステム自体にトラブルが生じ、高度情報社会の不安を呼び起こした。