エリートサラリーマン電車内スリ逮捕「自宅ローン返済」供述に首かしげる知人

2018年11月06日 17時00分

 東京の地下鉄銀座線の車内で女子大生の財布を盗んだとして、警視庁捜査3課は5日までに、窃盗の疑いで、会社員の露谷正徳容疑者(42)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は2日午前9時20分ごろ、東京メトロ銀座線虎ノ門駅に停車した電車内で、女子大生(22)のトートバッグから、現金約7400円などが入った3万円相当の財布を盗んだ疑い。

 露谷容疑者は容疑を認め「自宅を購入し、借金があった。ローンがあり、金が欲しかった」と供述している。

 犯行の手口は、ジャケットを腕にかけ周囲の視界を遮り、手元を隠した状態でバッグから財布を奪うというもの。周辺にいた捜査員が、車内で不審な行動をしていた容疑者を警戒し、犯行を目撃し現行犯逮捕となった。

 露谷容疑者は、電子機器を扱う千代田区にある会社に勤めるエリートサラリーマン。住まいは横浜の高級住宅街で、犯行当時は通勤途中だった。

 同容疑者のものとみられるフェイスブックには、高級車の購入や、東京の高級飲食店街の西麻布などで飲食する様子などの投稿が目立ち、豪遊ぶりがうかがえる。

 また、外資系企業を複数回転職し、勤務先ではマネジャー職を任されるほどの仕事ぶりだった。知人は「数年前に都内でのビジネスイベントに出席した時、登壇して戦略についてスピーチしていた。スーツを着こなして、英会話も堪能。ローンがあったとしても、十分返済できる収入はあったはずだ」と驚いた様子で語った。銀座線では今年1月以降、23件の盗難被害が発生しており、総額は約300万円ほど。同容疑者が車内でスリを繰り返し、ローン返済と豪遊に充てていたのだろうか? 同課は余罪を調べている。