日本では四十八手、インドでは性愛論書「カーマ・スートラ」に書かれた88手の体位など、いにしえから世界で性行為時の体位が探求されているが、中には奇抜すぎて、気持ちよくない体位、危険な体位もある。

 英国の小売店「スーパードラッグ・オンライン・ドクター」が先日、英国のカップルを対象に行ったアンケート調査で、最も恐ろしいセックスの体位として「スタンディング69(立位のシックスナイン)」が挙げられたという。複数のメディアが報じている。

 調査は性的に活発なカップルを対象に行われ、最も恐ろしい体位として挙げられたのがそれ。プロレスのパイルドライバーを決める直前に似た体位で、片方が逆さになって抱かれるもの。多くは男性が立って、逆立ち状態の女性を抱え、そのままシックスナイン。場合によっては頭から地面に落ちてしまう可能性もあるので、恐ろしい体位1位として選ばれるのは当然だろう。

 2番目に怖い“体位”として挙げられたのは「アナルセックス」、さらに3番目にドギースタイル(後背位、バック)の応用版である、女性を片腕と片ヒザのみ着地させた格好で行う「ニーリング・ホイールバロウ(片ヒザ突き手押し車)」が続いた。

 興味深いことに、2015年にブラジルで同様に行われた調査では、一番恐ろしい体位として「女性上位(騎乗位)」がトップに選ばれている。お尻が大きく、腰の動きが激しいブラジル女性がこの体位で性交すると、男性器を捻挫してしまうケースが非常に多く、結果はその事情を反映していたようだ。

 最も快感を得られる体位として選ばれたのは正常位。どこの国でも、ごく普通の体位がやっぱり一番しっくりくるようだ。