安倍晋三首相は2日、内閣改造を行い第4次安倍改造内閣が発足した。第4次改造内閣を「明日の時代を切り開くための“全員野球内閣”」と名付けたが、当選回数を重ねながらも大臣になっていなかった“待機組”にお鉢が回ってきたことから「バーゲンセール内閣」「在庫一掃内閣」「派閥配慮内閣」などともやゆされている。12人もの初入閣がひしめいているが、身体検査はどうなのか?

「週刊誌のターゲットは片山さつき氏でしょう。本人は悪気はないようですが、秘書が罵倒されるなど、パワハラ疑惑が以前からささやかれている。『このハゲー!』の豊田真由子元議員みたいなネタを早くも探し回ってます」(出版関係者)

 失言が心配されているのは原田義昭環境相だ。

「学歴詐称問題で文部科学副大臣を辞任した過去がありますが、いわゆる昔かたぎの性格で、つい余計なことを言ってしまう」(議員秘書)

 また、総裁選で安倍首相と敵対した石破派からただ一人、入閣した山下貴司法相は、貧乏くじを引かされたとも。

「オウム真理教死刑囚の刑執行を上川陽子法相の下で7月に行ったばかりですが、来年は天皇陛下の即位で執行できなくなるので、年内にまた多数の執行に踏み切るともいわれています。さらに来年検討されている恩赦は、対象の基準を巡って意見が分かれ、不公平との批判は必ず出る。今回、法相はハズレポストなんです」(法務省関係者)

 山下氏は東京地検特捜部検事出身で、当選3回。法務政務官から“2階級特進”の大抜てきに「私でよろしいんですか?」と安倍首相に尋ね返したというが、これ以上ない重責を背負わされることになる。