友人の裸動画をLINEで拡散 関わった少年少女の大きな代償

2018年08月18日 17時00分

 かつては闇組織がなければ制作、販売できなかった児童ポルノが今やスマホ一つで…。

 愛知県警少年課は17日、友人の少女に裸を自撮りさせ、その動画を無料通信アプリLINE(ライン)で同級生らに送信し拡散させたなどとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造、提供、公然陳列)などの疑いで、いずれも同県在住の無職少年(16)と、15、16歳の高校生の男女13人の計14人を書類送検した。

 少年課によると、少女の中学の同級生だった知人の男子高校生(15)が同級生らのLINEのグループに少年から提供を受けた動画を投稿するなどして、最終的に14人の大半を含む少なくとも50人の高校生らに動画が拡散した。

 少女は少年から頼まれ、他人に見せない約束で自撮り動画を提供した。しかし、動画が広く出回っていることを知り6月6日に県警に相談、容疑が発覚した。少女はこの拡散がきっかけで通っていた高校を退学した。

 無職少年の送検容疑は5月29日、当時15歳の少女にスマートフォンのカメラで裸の動画を撮影させ、6月3日に少年のスマホに送信させた上、翌4日にかけて男子高校生ら3人に動画を提供した疑い。この男子高校生は6月4日、高校の同級生らのLINEグループに動画を送信しグループのメンバーが閲覧可能な状態にするなどした疑い。

 14人は全員が容疑を認め「個人でやりとりするだけならばれないと思った」「知らない人の動画なので拡散しても自分は困らないと思った」などと話しているという。

 裏ビデオ事情通は「2001年から05年にかけて小中学生とハメ撮りした『関西援交』という裏ビデオが100巻ほど制作され、撮影者、制作者は何度も逮捕され、主犯は懲役15年を食らいました。これを売る裏ビデオ店は必ず摘発されました。出演した女の子たちは数年後に映像がネット流出し、心を病んだり、自殺未遂したり。それほど危険なものと同様のものが今や子供のスマホ一つで制作、流通してしまうんです」と指摘する。

 絶対に裸の画像、動画を送ってはいけない。