お盆を古里や行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュは12日も続き、東京発の新幹線で自由席乗車率が100%を超えたり、高速道路下り線で30キロ以上の渋滞が発生するなどした。新幹線のUターンラッシュのピークは15日。高速道路の上り線の混雑のピークは14日の見込み。

 日本人のストレスを研究する「オフラボ」はお盆・夏休み時期における女性の行動を調査して、高ストレス女性(高群)と低ストレス女性(低群)が取る特徴的な行動を明らかにした。

 調査はまず20~69歳の女性のストレス状態を調べて、高群(450人)と低群(556人)に分類。各群が実施する「大型連休の行動」「旅行スタイル」を抽出し、各群の互いの実施率と比較した倍率を計算した。

 その結果、高群の特徴的な行動の1位は「ギャンブル」(3・84倍)、2位は「東京ディズニーランドなどの行列に並ぶ」(1・58倍)、3位は「マッサージ・エステなどのメンテナンス」と続いた。「海水浴」「音楽フェス」といった活動的イベントへの参加や、「(ホテル・旅館の)貸し切り風呂は必ず使う」もランクインした。

 導き出されるのは、女性がギャンブルやマッサージに行くのは、抱えているストレスを発散しようとしているということ。奥さんがこのような行動を始めたら優しくしてあげよう。混雑しがちな、テーマパークや海に連れて行くのはもってのほかだ。

 一方、低群の1位は「生活リズムを崩さない」(1・70倍)。2位が「子供抜きの旅」(1・54倍)。3位が「早めの計画で準備期間を楽しむ」(1・45倍)だった。「森林浴」や「博物館・美術館」にも積極的に訪れていた。

 今年は猛暑もストレス材料になりかねない。帰省や旅行でわざわざ渋滞に巻き込まれてストレスを増大させるよりは、普段通りの生活をするのが賢いのかも。あるいは逆に、いつも子供に振り回される母親のために、子供抜きの旅をプレゼントするのも夫の株を上げるチャンスかもしれない。