ペットの熱中症対策に!お得な電力プラン登場

2018年08月14日 07時30分

冷房の効いた涼しい室内でくつろぐ犬たち

 ペットの飼い主には朗報だ。何かとお金のかかるペットのため、電気料金が安くなるサービスが登場した。過去にない猛暑で人間だけでなく、動物たちもダウン気味。そこで飼い主が外出している間も、ペットが留守番している自宅のエアコンをつけっぱなしにしているケースも増えている。涼しさを求めるのは人間だけではない。

 中小企業と一般家庭向けの新電力サービス「親指でんき」を手掛ける電力小売事業の「ユビニティー」社は、電力業界・ペット業界で初となるペット飼育世帯限定の新電力プラン「わんにゃんプラン」を今月からスタートさせた。

 汗腺が人間より発達していない動物は、体温調節が困難で熱中症にかかりやすい。「嘔吐したり、呼吸が早くなったりしたら危険信号です。場合によっては死に至ります」(動物病院関係者)。そこで、夏場は冷房を一日中かけっぱなしにしているというペット愛好家も少なくない。となると、とにかく電気代がかかる。

 連日猛暑日を記録した都内で犬を飼う男性は「暑いのが原因で体調崩して動物病院に行くお金もバカにならない。去年の夏は電気代は月に1万5000円かかってた。しかも今年はこの猛暑でしょ。もっと電気代かかりそう」と嘆く。

 この声は、ペットを飼っている人たちにとっては“あるある”だ。その電気代削減の需要に目をつけたのが、前出のプランだ。同社の営業推進室の田﨑昭人氏は「基本料金が半額となり、使用料金も割引。最低でも年に6000円は必ず安くなります。ペット向けのサービスは業界初です」と話す。

 対象は東北電力、東京電力、中部電力、九州電力の該当エリア。そしてペットを飼っている人に限られるのだが、飼育実態の確認方法はペットの写真を送信するだけだという。「ペットを飼っている方は必ず何枚かはペットの写真をお持ちですから」(同)

 知り合いのペットや散歩中の犬の写真を撮ったり、ネット上の動物画像を使ったりすることもできてしまうのでは?「そこらへんは信じるしかありません(笑い)。ペットを飼われていない方のプランもあるので、そちらを見てもらえれば」と田﨑氏は苦笑する。

 また、プランに加入することで猫と犬のペットフードのサンプルも無料配布される。プランにはウサギやフェレットなどの飼育者も加入できるが、サンプルは今は猫と犬だけしか用意されていない。田﨑氏は「たとえば、熱帯魚の飼育にも電気がたくさん使われると聞くので、さまざまな動物も対象にすることを考えていきたい」とする。

 8月のサービス開始からかなりの好評を得ているという。「考えていた以上の反響があった。目標は1万口(世帯)で運用されることです。お金がかかるペットの熱中症の負担を減らしていただきたい」(同)

 今後はペット保険との提携なども検討されている。利用費の一部はペット殺処分ゼロ推進の団体に寄付される。