新たに発生の台風14号の名称は「ヤギ」日本では名前が使われない理由

2018年08月09日 17時00分

 関東に最接近した台風13号に続いて、8日にフィリピン東海上で発生した台風14号が北東へ進んでおり、沖縄などへの接近も予想される。この台風は名前の「ヤギ」も話題になっている。

 台風の名前は、日本を含むアジア14か国などが加盟する台風委員会が提案した名前が140個用意されており、発生順につけられている。

「日本ではなじみがないですが、もともと台風の名前は米国が英語の人名をつけていた。2000年に台風委員会が『北西太平洋、南シナ海で発生する台風にはその領域内で命名され、用いられる固有の名前をつけることに決定しました。これに伴って同年、命名されたのがカンボジアで象を意味する『ダムレイ』でした」(気象予報関係者)

 この「ダムレイ」を先頭に140個の名前が用意され、それがおよそ5年で一巡するというわけだ。その中で日本が提案したものが10個ある。ダムレイから数えて順にテンビン(5)、ヤギ(19)、ウサギ(33)、カジキ(47)、カンムリ(61)、クジラ(75)、コグマ(89)、コンパス(103)、トカゲ(117)、ハト(131)だ。これらはすべて星座から名づけられている。ただ、例外もある。

「甚大な被害をもたらした台風については、被災者の感情を考慮し、台風委員会が以後の名前として使用しないよう変更することがあるほか、東経180度より東で発生したものが西へ移動した場合は最初の地域で名づけられたものがそのまま使用されます」(同)

 今年の13号の名は「サンサン」。命名国は香港で少女の名前だが、日本のニュースで台風はほとんどが番号で表される。

 日本命名のときくらいは名前を使用してもよさそうだが「気象庁は1953年以降、ずっと番号を使用しており、2000年の台風委員会の決定以降もこれを続けているため、国民も名前にはなじみがない」(前出の関係者)という。