業績不振の大塚家具に勝久氏が支援意向 娘・久美子社長はプライド捨てられるか

2018年08月07日 07時30分

大塚勝久氏

 大塚久美子氏(50)が社長になってから業績不振に陥り、他社からの資本受け入れを検討する「大塚家具」の創業者で「匠大塚」代表取締役会長の大塚勝久氏(75)が5日、都内で共同通信のインタビューに応じ、経営再建に関連し、対立関係にあった長女の久美子氏から「連絡があれば相談に乗りたい」と述べた。

 大塚家具は勝久氏と久美子氏の経営方針を巡る対立でブランドイメージが低下したのに加え、低価格路線のニトリホールディングスなどとの競争で苦戦。売上高が前年水準を大幅に割り込む状況が続いている。

 売り上げ減に伴い、株主の貸会議室大手ティーケーピー(TKP)など複数の企業に支援を打診している。

 勝久氏は大塚家具の支援模索について「大変なショック。他社に売るのではなく、なぜ私のところに相談に来なかったのか」と指摘。その上で「(久美子氏は)どんなことがあっても来るべきだ」と強調した。

 勝久氏は大塚家具の業績不振の理由を「育ててくれたお客さまを無視してしまった。イメージが悪くなり、購入した家具を自慢できなくなった」と分析。自身が進めてきた会員制など富裕層を軸にした営業手法の方が優れていたとの自負をにじませた。

 ある経済ジャーナリストは「4月末に“金庫番”と言われた財務担当の取締役が健康上の理由で退職したんですが、この取締役はその直後に居酒屋チェーンの顧問に就任し、元気で働いている。金庫番だったので大塚家具の資金繰りや将来性が手に取るように分かってましたから、将来を見切って、逃げ出したんでしょう。金庫番を失った以上、会社を存続させるためには勝久氏と和解するしかありませんよ」と指摘する。

 果たして、プライドが人一倍高いと言われる久美子氏が父親に頭を下げることができるのか?