金融庁漏えいで野田総務相が謝罪 仮想通貨問題で深まる夫婦危機

2018年07月30日 17時30分

総裁選を前に窮地の野田総務相(ロイター)

 野田聖子総務相は28日、岐阜県高山市で講演し、自身に関係する情報公開請求の内容が漏えいした問題について陳謝した。「私は決して完璧な人間ではない。失敗もたびたびしてきた。しっかり反省し、二度とこういうことが起きないように頑張りたい」と語った。

 朝日新聞が金融庁に情報公開請求した内容が、開示決定前に野田氏に漏れていたことが発覚。政府は関係した金融庁職員の処分を検討している。野田氏は27日の記者会見で「しかるべき措置を検討している」と自身を処分する考えを示していた。

 今回の金融庁の漏えい問題では、今年1月下旬、金融庁の調査を受けていた仮想通貨業者の関係者を事務所に同席させた上で、金融庁の担当者を呼びつけ、説明を求めていた。この業者は昨年10月から人気歌手のGACKTを広告塔に、独自の仮想通貨「スピンドル」の販売を開始したが、今年1月中旬に無登録営業が資金決済法違反の疑いがあるとして、金融庁から通告を受け、書面での回答を求められた。この通告の数日後、野田氏の秘書は業者の関係者を伴い、金融庁に説明させていたことが判明している。

 スピンドルにはさらに、野田氏の夫で元暴力団員と報じられた文信氏の関与疑惑も浮上した。

「今回の件で円満だった夫婦関係にも亀裂が生じているといいます。以前に週刊誌で文信氏の女性問題が発覚した際も夫婦は離婚危機に陥りましたが、最終的にはホレた女の弱みで彼女は許した。しかし、今度は自らの政治生命をも脅かすスキャンダル。それも夫が金儲けのために妻を“利用した”フシがある。永田町では『離婚以外にないのでは?』とささやかれています」(政界関係者)

 野田氏は冒頭の講演で「ここにいる人たちを幸せにしたい。社会的弱者が路頭に迷うことのない日本を残したい」と9月の総裁選出馬への意欲も見せたが、立候補に必要な20人の推薦人確保は難しい情勢。何より家庭問題でそれどころではないかもしれない。