空から魚やタコが降る「ファフロツキーズ現象」の原因は?

2018年06月27日 08時00分

 今月、日本と中国で「ファフロツキーズ現象」が起き、話題になっている。

 札幌市手稲区の住宅の敷地に23日午後1時半ごろ、体長6~7センチの小魚約40匹が空から降ってきて住民を驚かせたと北海道新聞が報じた。同紙によると、住民は「庭仕事していたら、いきなりべチャッ!という音がして調べたところ、車の上などに小魚が落ちていた」と話しているという。

 また、中国東部の青島市でも13日、車のボンネットや屋根にタコ、エビ、ヒトデなどが降ってきたという。この日は観測史上一、二位を争う強風だった。

 空から「そこにあるはずのないもの」が降ってくる怪現象を「ファフロツキーズ現象」と呼んでいる。

 超常現象研究家アイヴァン・サンダーソン氏が「フォールズ・フロム・ザ・スカイ(空からの落下物)」を略した造語だ。日本でも江戸時代から「怪雨(あやしのあめ)」として知られてきた怪現象だ。

 科学問題研究家で聖パウロ国際大学教授の阿久津淳氏はこう語る。

「以前、東京・中央区新川にハゼが空から落ちてきたというので現地調査したことがあります。近くの隅田川支流にいた鵜か、ユリカモメが捕まえた何匹ものハゼをたばこ屋さんの軒先にパラパラ落としていったというのだ。ファフロツキーズ現象は世界中で起きていて、イランでは魚の雨が降ったりしている」

 日本でも2009年6月、石川県七尾市に100匹以上のオタマジャクシが降ってきて大騒ぎになった。また、ここ数年では高校野球の試合中にグチが落ちてきたとか、プロ野球阪神―ヤクルト戦の試合中に魚が降ってきたこともあった。

「ファフロツキーズ現象の原因には竜巻、鳥、飛行機、いたずら等いろいろあるが、果たして札幌の場合はなんだろうか?」と阿久津氏は話した。