週明けの朝、近畿地方が大揺れした。気象庁によると、18日午前7時58分ごろ、大阪府北部で震度6弱の地震があった。地震の規模はマグニチュード(M)6・1。JR西日本によると、関西地方の新幹線と在来線は運転を見合わせている。

 本紙関西版「大阪スポーツ」に勤務する社員によると、震度4の府内南部在住者は「本棚から本が落ちてきて、タンスや網戸が開いた」。自宅の壁にひび割れが生じ、食器が散乱した者も。別の震度4エリア在住の記者は「揺れがグラー、グラーっと長かった。外から『キャー』という声も聞こえてきた。エレベーターは止まった。大阪はあまり地震がないからショックの人もいるだろう」と話す。

 日本気象協会のウェブサイトによると、最大震度6弱は2016年12月28日の茨城県北部での地震(M6・3)以来。同年4月には熊本県で震度7の地震が起き、甚大な被害が生じた。関西では13年4月13日、淡路島で震度6弱の地震が起きている。これも発生は朝だった。

 17日には群馬県渋川市で震度5弱(M4・6)の地震があったばかり。千葉県では今月に入ってM4・0以上の地震が続いており、房総半島沖でプレート同士がゆっくり滑る「スロースリップ」現象が地震を誘発している可能性が指摘された。

 関東地区で不気味な揺れが起きていた中、大阪を襲った大型地震。東京でもテレビ各局が一斉に報じており、週明け朝は東日本もその衝撃余波が及んでいる。