森友問題の佐川氏ら不起訴処分 ニンマリ麻生財務相の完全復活間近!?

2018年06月01日 17時00分

麻生節も復活?(ロイター)

 森友学園への国有地払い下げを巡る問題で、大阪地検特捜部は31日、虚偽公文書作成などの疑いで告発された佐川宣寿前国税庁長官や同省幹部ら計38人を不起訴にした。佐川氏は嫌疑不十分。

 決裁文書の改ざんは財務省理財局が近畿財務局に指示し、14の決裁文書から学園との交渉経過を削除。佐川氏の国会答弁との整合性を取るために書き換えたとされるが、特捜部は改ざん前後で「文書の根幹部分は変わっていない」ことから不起訴とした。学園との交渉記録を意図的に廃棄した公用文書等毀棄容疑についても、記録が同省の規則で定められた「保存期間1年未満の文書」にあたり、廃棄が不適切だったとは言えないと結論付けた。

 通常、不起訴案件では報道対応しない特捜部だが、この日は異例の会見を実施。山本真千子大阪地検特捜部長は「必要十分な捜査を遂げた」と総括したものの、佐川氏の指示や、安値売却での政治家の関与についての説明は避けた。

 告発人の大学教授らは不起訴を不服として、6月上旬にも検察審査会に審査を申し立てる方針だが、政府与党はこれで幕引きにしたい考え。散々つるし上げられた麻生太郎財務相にしてみれば、ニンマリな展開だろう。

「これで麻生節復活は間違いない。野党がいくら追及しても『不起訴処分になったことがすべて』で返すことができる。バッシングしたマスコミに対しても復讐する気満々。今日は終始ゴキゲンだった」(永田町関係者)

 麻生氏はこの日、カナダで開かれる主要7か国財務相・中央銀行総裁会議に向け、出発。成田空港で取材に応じた同氏は「原因究明は当然のこととして、再発防止のためにどのような方法をやるか今後、信頼回復にきちんと努めてまいりたい」と殊勝に述べたが、その曲がった口元は緩みっぱなしだった。

 ついに麻生氏のターンがやってきた!?