あわや脱走!殺人も犯すチンパンジーの凶暴性

2018年05月29日 17時00分

 札幌市中央区宮ケ丘の円山動物園で28日午後1時50分ごろ、チンパンジー2頭が飼育施設から脱走しそうになり、来場者全員が避難する騒ぎがあった。

 園によると、職員が昼にエサやりのために飼育施設に入った際、チンパンジーが普段暮らす放飼場と出入り口への通路を隔てる扉を施錠し忘れてしまった。結果、9頭いるチンパンジーのうち2頭が扉から通路へ“脱出”。飼育施設外には出なかったが、外につながる扉のガラスを割ったため、来場者には至急、最寄りの建物内に避難するようアナウンスがあったという。

 その後、職員の誘導によって2頭は放飼場に戻ったが、園は大事を取り、来場者全員を敷地外に退去させた。閉園時間は午後4時半から午後2時55分となり、入場料は全額払い戻された。

 チンパンジーは愛くるしいルックスとは対照的に握力が200キロオーバー。成獣ともなれば、車のフロントガラスを素手で叩き割るパワーを持つ。事実、今回の脱走未遂でも、前出のように施設出入り口の窓ガラスを壊している。

 アフリカでは“殺人チンパンジー”も確認されている。西部のシエラレオネで「ブルーノ」という名前のチンパンジーが2006年、車を襲撃。建物に車が衝突し身動きが取れなくなると、ブルーノは運転手を車から引きずり出し、頭を地面に叩きつけたあとで顔面をむさぼり食べて殺したと報じられた。

「飼育されているチンパンジーでも、発情期中は野性に戻る瞬間がある。そういう時は飼育員でもうかつに近づかない」とは事情通。

 2012年9月には日本テレビ系「天才!志村どうぶつ園」に出演していたチンパンジーの「パンくん」が女性研修員を襲い、顔や腰にケガを負わせたことがあった。

 今回の騒動を受け、円山動物園の加藤修園長は「二度とこのようなことが起きないようにします」と謝罪。29日以降は通常通り開園するという。