北の態度硬化で仲介ピンチ 韓国大統領赤っ恥「とんだピエロだったな」と冷ややかな声

2018年05月21日 17時00分

4月27日の南北首脳会談では笑顔で握手した金委員長(左)と文大統領(ロイター)

 韓国大統領府は20日、文在寅大統領とトランプ米大統領が同日午前、電話会談したと発表した。両首脳は、北朝鮮が非核化を巡って米韓へのけん制を繰り返していることについて話し合い、6月12日の米朝首脳会談の成功に向け、米韓が緊密に協議していくことで一致した。しかし、米朝首脳会談の“仲介役”として張り切っていた文大統領は案の定、はしごを外されそうだ。

 4月27日に行われた金正恩朝鮮労働党委員長との南北首脳会談を成功に導き、今月3日に発表された世論調査では支持率が78・3%まで急上昇。ドヤ顔が止まらなかった文大統領だが、11日から米韓軍の合同訓練が始まると、途端に雲行きが怪しくなった。

 北朝鮮は16日に予定されていた南北閣僚級会談の無期延期を通達。韓国政府を「無知で無能な集団」とコキ下ろした。

 さらに23~25日に北朝鮮北東部豊渓里(プンゲリ)で行われる核実験場廃棄現場の取材チームから韓国を“排除”した。北朝鮮は12日、取材を韓国や米英中露の計5か国の報道陣に公開するとしていたが、18日になると韓国記者団の名簿の受け取りを拒否。このままでは韓国は取材NGだ。

 これで来月12日にシンガポールで予定されている米朝首脳会談までご破算となれば、文大統領の面目は丸潰れ。焦った文大統領は20日にトランプ大統領と緊急の電話会談を行い、北朝鮮の揺さぶりに対して米韓が動じない姿勢を示すとともに善後策を練ったが、もはやどうしていいか分からないのだろう。

 米韓は22日にワシントンで首脳会談を行う。韓国側は首脳会談で、北朝鮮の非核化と朝鮮半島の平和定着のための具体的な方法を重点的に協議する。北朝鮮が完全な非核化を履行した場合に「明るい未来」を保証する方策についても議論するとしている。

 しかし、半島情勢事情通は「北朝鮮が韓国に対する態度を硬化させる一方で、急接近しているのが中国。米朝を取り持つ“仲介者”を、頼りない文氏から中国の習近平国家主席に変えるつもりなのだろう」と話す。

 赤っ恥の文大統領には韓国内でも「とんだピエロだったな」「時給の出ないサービス業、おつかれさん」など、冷ややかな声が続出。加えて最近は先の韓国大統領選で文陣営が有名ブロガーに接触し、SNS上で世論誘導していた疑惑も浮上しており、反発を招いている。

 金委員長の“揺さぶり”に右往左往する文大統領。北朝鮮より先にこっちが崩壊するかもしれない。