フランス1部モナコに加入した日本代表MF南野拓実(27)はリーグ開幕となるストラスブール戦(6日=日本時間7日)でスタメン出場が見込まれている一方、クラブからはプレー以外の〝裏ミッション〟が課されていた。

 今季初戦となった欧州チャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦第1戦(2日)に右MFで先発するも決定機を逃し、ホロ苦デビュー。同国メディア「モナコトリビューン」によると、南野は新シーズンに向けて「多くのゴールとアシストでチーム貢献したい。そこが1番求められているところ」と、より多くの得点を挙げることが自身の役割と説明したという。

 今季のモナコは攻撃的なチームをつくり上げるため、大型補強を実施したわけだが、南野にはプレー以外にも重要な使命があるという。モナコの強化責任者でスポーツディレクターを務めているポール・ミッチェル氏は英紙「ミラー」に「チームにはリバプール出身の南野のようなキャリアの選手が必要だった」と明かしている。

 元常勝軍団の一員としてイレブンに〝勝者のメンタリティー〟の伝授を求められたわけだが、南野自身も「僕はチームで経験豊富な選手と見なされる。チームメートがビッグゲームにアプローチし、冷静に行動できるように、日々の練習からチームに前向きな影響を与えるのを助けたい」と宣言。新天地でのリーグ開幕に高い意欲を持って臨む構えだ。