オーストリア1部ザルツブルクのスロベニア代表FWベンジャミン・シェシュコ(19)を巡って大争奪戦に発展し、移籍金が〝暴騰〟している。

 スペインメディア「フィチャージェスネット」は「マドリーがベンジャミン・シェシュコに支払わなければならないクレージーな代償。いくつかの欧州の巨人によって求められており、購入価格が法外に上昇している」と若手ストライカーのモテモテぶりを報じた。

 シェシュコは昨季ザルツブルクで頭角を現し、5得点をマーク。「所属クラブの共通点やプレースタイルなどから新たなFWエーリングブラウト・ハーランド(マンチェスター・シティー)であると多くの人に考えられている」と指摘。194センチの長身ながらスピードとテクニックも兼ね備えたスケール感あふれるプレーは怪物ストライカーをほうふつとさせ、大きな注目を集めている。

「いくつかのチームの関心があるため、この移籍市場での彼を受け入れるために法外な価格が設定されている。ザルツブルクは6500万ユーロ(約89億円)以下で放出するつもりがない」とスーパースター並みの移籍金が設定されているという。「良い選手ではあるが、彼の現在のパフォーマンスを考慮すると、これは市場から完全に法外な価格だ」と同メディア。まだ昨季トップチームで起用され始めたばかりだけに、移籍金の相場が高騰しすぎているようだ。

 その理由はビッグクラブがこぞって獲得に乗り出したから。Rマドリードに加えて「マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、バイエルン・ミュンヘンなど巨人も視野に入れている」とその才能が注目を集めている。

 新たな怪物なのか、それとも過大評価なのか。今後の動向から目が離せない。