イタリア1部インテルとチリ代表FWアレクシス・サンチェス(33)は、双方合意の上で契約解除に至ったと、イタリアメディア「ガゼッタ・デロ・スポルト」など各メディアが報じた。

 2019年にインテル入りしたサンチェスは昨季公式戦で9ゴールを決めるも、スタメンには定着できず、今季の去就が注目されていた。当初はトルコ1部ガタラサライやブラジル1部ボタフォゴなどが獲得に興味を示し、7月にはJ1神戸が正式オファーを出していたと、チリメディアで報じられていた。

 そんな中、各メディアによると、年俸700万ユーロ(約9億4000万円)と高給取りのサンチェスは2023年6月末までインテルと契約があるものの、ベルギー代表FWロメル・ルカクの復帰によって、さらに出番が減ることが確実となり、クラブ側と協議の上で、契約解除。フリーになったサンチェスは、フランス1部マルセイユと年俸300万ユーロ(約4億円)の2年契約を結ぶ見込みという。

 今夏に神戸からのオファーを断ったのも「欧州トップリーグでキャリアを継続したい」との意向からだが、フランスリーグの名門クラブで再ブレークできるだろうか。