フランス政府のスポーツ大臣、アメリウデア・カステラ氏がサッカーなど各スポーツイベントのナイトゲーム禁止を検討していると、フランスメディア「LE SOIR」が伝えている。

 フランスの各州がエネルギーの削減に取り組んでいる中、ロシアによるウクライナへの侵攻でガスなど資源の価格が上昇し、深刻な問題となっている。同氏は「この問題に取り組んでいく。この冬からかもしれない。環境に貢献するという願望の中心にスポーツを考えている」とし、多くの電力を消費するサッカーなどのナイトゲーム禁止を検討しているという。

 この案が実現すればサッカーやラグビーなど、人気スポーツへの影響は計り知れない。同メディアは「ネットユーザーはすぐに反応した。カタールW杯の状況を比較したり、照明を使用するプロサッカーリーグのルールにも触れている」とし、テレビ放映権などに影響を与え、クラブ収入への懸念を指摘した。

 フランス1部リーグでは日本代表MF南野拓実がモナコに移籍し、MF伊東純也はスタッド・ランスに加入するが〝ナイター禁止〟が決まれば、各方面への影響は避けられないはずだ。