スペイン1部バルセロナが守護神のドイツ代表GKマルクアンドレ・テアシュテーゲン(30)の売却を検討しているとスペインメディア「クアトロ」が伝えている。

 バルセロナはサラリーキャップ制のため新戦力の選手登録ができず、早急に選手の年俸総額を削減したい意向だ。そこでイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドからオファーが届いているオランダ代表MFフレンキー・デヨング(25)の放出を検討しているが、本人が移籍を拒否。さらに年俸削減にも応じない方針という。

 そこでクラブ側は年俸1800万ユーロ(約24億8000万円)と、高給取りのGKテアシュテーゲンの放出を視野に入れているという。同メディアは「ドイツ人はサッカーの世界でも年俸の高いGKの一人だ。それは問題を軽減するかもしれない」と伝えるように、クラブ側の要求を拒否するデヨングの〝代役〟に浮上している。

 ただ「高い移籍金を支払う準備ができている買い手がいるかどうか。またはプレーヤー自身が移籍を受け入れるかどうかもわからない」と報道。今季初戦(8月13日=日本時間同14日)が迫る中、バルセロナは〝人員整理〟を実現し、新戦力を選手登録できるだろうか。