スペイン1部バルセロナのシャビ監督(42)がフランス1部パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(35)の復帰説を一蹴した。

 財政難ながらもポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキら大物選手の積極補強を実施しているバルセロナのジョアン・ラポルタ会長(60)は先日、米スポーツ専門放送局「ESPN」のインタビューでメッシの復帰について言及。「メッシがすべてだった。彼には恩義がある。メッシとバルサによる章は終わっていない。本来あるべき姿になる瞬間を待っている」と待望し、ラブコールを送った。

 バルセロナは今後25年間の放映権料25%を米投資会社に売却。約5億ユーロ(約695億円)の資金を手にしており、再獲得の〝準備〟を整えている。

 こうしたクラブ会長の発言について、英メディア「90MIN」によると、現場トップのシャビ監督は「レオ(メッシの愛称)は契約を結んでいるので不可能、不可能。レオについて話すのは意味がありません。彼は世界で最高の選手であり、史上最高です」とし「将来的にはあるだろうが、レオについて話すときではなく、ここにいるエキサイティングな選手について話すときだ」とし、今夏の復帰を完全否定したという。

 一部メディアでは「シャビ監督も復帰を承認している」と報じられていたが、メッシの〝バルセロナ帰還〟はまだ先の話といえそうだ。