フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)の同国代表FWキリアン・エムバペが、23日に行われた浦和戦(埼玉)で驚愕のゴールを奪った。

 川崎戦(20日)に続いてスタメンで出場したエムバペは、1―0で迎えた前半35分に魅せた。左サイドのDFファン・ベルナトからペナルティーエリア内でボールを受けると、鋭い切り返しからドリブルで突破。マークに付いていた浦和のMFモーベルグを一瞬にして置き去りにし、中に切れ込んで右足で豪快にゴール右隅に突き刺した。最大の武器であるスピードと決定力が凝縮されたゴールに、超満員の埼玉スタジアムからは大歓声が沸き起こった。

 日本ツアー初戦となる20日の川崎戦ではFWメッシの活躍の陰に隠れたが、5月に総額800億円超で契約更新した〝世界最高額〟のスターがついに本領を発揮した。