イングランド・プレミアリーグのアーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋(23)が、8月5日に行われるクリスタルパレスとのリーグ開幕戦に間に合わない可能性を指摘されている。

 冨安は昨季後半に両ふくらはぎ痛などで思うように稼働できなかった中、今季開幕を控えたプレーシーズンマッチも筋肉系の痛みで出場機会はない。開幕までプレシーズンマッチは、24日のチェルシー戦、30日のセビリア戦の2試合となっている。そんな中、英メディア「フットボールロンドン」は「チェルシー戦やセビリア戦が控えているため、本番前に出場時間を確保することはできるが、ティアニーと冨安の場合、アルテタ監督は昨シーズン後半に起こったことを考えると、彼らの試合出場時間を慎重に管理する必要がある」と指摘した。

 急ピッチの仕上げでかえって離脱期間を長引かせるのは避けたいだけに、2週間後に迫った開幕戦を欠場する可能性もあるわけだ。その場合について同メディアは「冨安の準備が整わない場合、セドリック・ソアレスが右サイドバックに入るのは当然だが、(20日の)オーランド・シティーとの試合の終盤を見る限り、ベン・ホワイトが、昨シーズン何度か任された役割を担うことになるかもしれない」と言及。特に今季はW杯シーズンだけに、慎重にコンディションを整えながら、出場機会を増やしていきたいところだ。