イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドを退団すると報じられたポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(37)の移籍に難題が浮上したと英紙「デーリー・メール」が伝えている。

 C・ロナウドの新天地については、同リーグのチェルシーやドイツ1部バイエルン・ミュンヘン、フランス1部パリ・サンジェルマンが獲得を否定し、スペイン1部バルセロナが態度を保留している中、新たにスペイン1部アトレチコ・マドリード入りが浮上した。

 同紙によると、C・ロナウドは欧州チャンピオンズリーグで優勝する可能性があるAマドリード入りに乗り気とみられているものの「クラブ側は獲得実現に向けて有名選手の売却が必要」と、年俸2500万ポンド(約40億8000万円)を支払うための財源がネックになっているという。

 さらに問題視されているのはサポーターの反応だ。同紙は、C・ロナウドが宿敵レアル・マドリードに所属していたことに加えて「C・ロナウドはスペインのどのチームよりもAマドリードからゴールを奪っている」と報道。その上でスター選手が過去にAマドリードのサポーターを嘲笑し「ジャイブ(からかう)したことを忘れていない」と、苦汁をなめさせられたストライカーに対し、大きな反発が起きかねないと指摘した。

 すでに多くのメディアが「マンU退団」と報じている中、いまだ「家庭の事情」でマンUに合流していないC・ロナウドは新シーズンに向けてどこへ向かうのだろうか。