スペイン1部レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長(75)がスペインのテレビ番組に出演し、改めて今夏の獲得に失敗したフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)の同国代表FWキリアン・エムバペ(23)について言及した。

 相思相愛でRマドリード入りが確実視されていたエムバペは土壇場でPSG残留を決断し、契約を更新した。同メディアによると、ペレス会長は「エムバペはRマドリードでプレーしたいという願望を全世界に伝えました。彼の夢はRマドリードに来ることでした。彼は(PSGを)去りたいと思っていた。彼が決定を変えたのは約15日前。政治的および経済的圧力のために…」と語ったという。

 さらに「エムバペが代表とのスポンサーシップに協力しなかったことにショックでした(※肖像権の使用を拒否)。サッカーは集合的なスポーツです」とした上で「PSGはチームのリーダーとディレクターになることを提案しました。これはもうエムバペではありません。彼はとても若く、プレッシャーはすべての人に影響を与えます」と指摘した。

 またペレス会長は「宣伝活動(肖像権など)を拒否する人を私はそれを望まない。その時点ではもう興味がありませんでした。クラブの経営を危険にさらすような例外を設けるつもりはありません」と疑問視。ただ「私は3年後に来るのはムリだとは言いませんでした。Rマドリードのドアは素晴らしい選手に開かれています。このクラブが何かを理解している限り」と語った。