日本代表で主将を務めるDF吉田麻也(33=サンプドリア)が、自身の去就に関して悩める胸中を吐露した。

 吉田はサンプドリアとの契約が今季で満了し、契約延長の可能性は残すものの退団が濃厚となっている。イタリアメディアなどでは欧州からのオファーは難しく、Jリーグへの復帰も取りざたされている。

 そうした中、13日に取材に応じた吉田は去就について言及。レベルの高いリーグにこだわるのか、W杯に向けてレベルを落としても出場機会を優先するのか問われると「どうでしょう…。まさに僕がいま考えていることですね」と苦悩している現状を口にした。

「やっぱり試合に出なきゃいけないなと思う。ただ、やっぱり(レベルを)落としていくのは簡単なので…。やっぱり高い所に身を置きたい。サッカー選手として高い所に身を置きたいというのはシンプルに願い。でも、それは需要と供給があるので」と自身へのオファーも含めて難しい状況にあることを明かした。

 サンプドリア残留の可能性もゼロではないようで「サンプドリアと(契約)満了するみたいな感じになってるけど、それもまだ分からない。(クラブが)非常に複雑な状況で。『待ってくれ』と言われている。どうなるか分からない」と説明した。

 吉田はどのような決断を下すのか。代表活動が終わったら新天地に向けた動きが加速しそうだ。