フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)が元同国代表でスペイン1部レアル・マドリードで監督を務めていたジネディーヌ・ジダン氏(49)の招聘に近づいていると報道されていることに同氏のエージェントが完全否定した。

 フランスラジオ局「Europe1」など各メディアは10日に欧州チャンピオンズリーグ(CL)制覇を目指しているPSGは、かねてRマドリード指揮官としてCL3連覇を果たした名将ジダン氏と接触し、来季からの監督就任で基本合意したと伝えていた。

 しかし、同国メディア「フランス24」は「ジダンの顧問は(PSG監督の)マウリッシオ・ポッチェティーノの代わりになることを否定した」と報道。その上でジダン氏の代理人であるアラン・ミリアッチョ氏が「流布されているこれらのうわさには根拠がない」とし「今日までジネディーヌ・ジダンを代表して助言することを許されているのは私だけだ。ジダンも、私もPSGのオーナーから直接連絡を受けたことはない」と語ったという。

 ジダン氏は、かねてカタールW杯後にフランス代表監督への就任が有力視されているが、今後の動向が注目される。