国際サッカー連盟(FIFA)がカタールW杯南米予選を4位で通過したエクアドルの出場権を取り消し、代わりにチリが繰り上がりで参戦することになったと、メキシコの「TV Azteca」が報じた。

 エクアドルをめぐっては南米予選8試合に出場したDFバイロン・カスティージョ(23)に国籍と年齢詐称の疑惑が浮上。同選手が1995年にコロンビアのトマコ生まれたとする出生証明書が確認されたことからチリサッカー連盟が真相究明を要求し、FIFAが調査を開始していたが、カスティージョにエクアドル代表でプレーする資格がないことが確認されたという。

 各種報道によると、カスティージョが出場していた南米予選8試合をエクアドルの敗戦とした場合、予選7位だったチリが4位となるため、W杯に出場。また大陸間プレーオフ(13日)に進出する5位はペルーで変わらず、6位コロンビアの順位に変動はないという。FIFAも近日中に調査結果などを公式発表すると伝えている。

 エクアドルはW杯1次リーグで開催国カタールとオランダ、セネガルと同じA組に入っている中、除外が正式発表となれば、各国の反応も気になるところだ。