来季からドイツ1部に復帰するシャルケは31日に、マンチェスター・シティー(イングランド)から期限付きで加入していた日本代表DF板倉滉(25)の買取りオプション行使を断念すると発表した。

 昨夏の加入後は主力としてリーグ戦31試合に出場し、4得点をマーク。2部優勝で1部復帰に大きく貢献した。シャルケのスポーツディテクターを務めるルーベン・シュレーダー氏は「板倉を1部で戦うチームに残留させたかったが、経済的な理由から不可能だった」と説明。マンチェスターCが設定した移籍金500万ポンド(約8億円)をねん出できなかった。

 板倉は自身のツイッターで「シャルケで過ごせたことにとても感謝している。シャルケは素晴らしいクラブで、一緒に素晴らしいシーズンを過ごすことができた。シャルケのみんながいなくなるのはとても寂しいけど、シャルケの今後の活躍を祈っている。ありがとうございました」と投稿した。

 移籍先としてセルティック(スコットランド)、Eフランクフルト、フライブルク、ホッフェンハイム(ともにドイツ)、ボーンマス、フラム(イングランド)などの名前が挙がり、争奪戦の様相を呈している。果たして来季はどのクラブでプレーするのだろうか。