来季からドイツ1部に復帰することが決まったシャルケが日本代表DF板倉滉(25)の完全買い取りを断念したと、英メディア「スポーツウィズネス」が伝えている。

 イングランド・プレミアリーグを連覇したマンチェスター・シティーからレンタルでシャルケ入りした板倉は1部昇格に貢献。同メディアによると、クラブ側は来季に向けて契約書に明記されている移籍金500万ポンド(約8億円)で板倉を獲得する予定だったという。しかし「シャルケは1部に昇格したにもかかわらず、板倉をとどめておく資金がない」と指摘し「彼の未来がなくなった」と報じている。

 昨季までは2季連続でオランダ1部フローニンゲンでプレーし、今季はシャルケで好パフォーマンスを見せてきた。来季に向けて完全移籍が消滅する中、スコットランド・プレミアリーグのセルティックが板倉の獲得に興味を示しているとの報道も出ている。現状では契約元となるマンCでプレーする可能性は少ないだけに、今後の動向が注目されそうだ。