中国サッカー界でまたまた名門クラブ消滅危機 給与未払い1年超か 選手は〝救済案〟提示も…

2022年05月22日 05時15分

中国名門クラブが消滅の危機だ(写真はイメージ=東スポWeb)
中国名門クラブが消滅の危機だ(写真はイメージ=東スポWeb)

 バブルが完全崩壊した中国サッカーで、新たに名門クラブが消滅の危機に。選手、スタッフらが異例の声明を発表し、物議を醸している。

 中国「新浪体育」などによると、1部リーグの重慶両江競技の選手たちが16日から練習に来なくなった。同クラブは経営危機に瀕しており、選手、スタッフの未払いが続いている。その規模は最大で16か月にものぼるという。

 しかし慢性的な資金不足に加え、「封面新聞」によると退団した選手が賃金不払いで裁判所に訴えたため、クラブの銀行口座が凍結されカネを引き出すことができないという。中国サッカー界では、クラブの経営改革に乗り出しており、未払い継続は許されない。このままでは、クラブが除外、もしくは消滅する可能性が大だ。

 そんな中、選手、スタッフらは20日、異例の声明を発表。中国各メディアが報じた。「われわれの努力、忍耐、信頼は報われず、クラブの株式保有改革は当初の提案と関連指導者の約束通りに実施されなかったばかりか、クラブは引き取り手がなく死につつある」とクラブの無能経営を批判。一方で、クラブへの愛情を示した。

「今でも、重慶のために何かできないかと考えている。私たちは、2021年4月30日までの、クラブが私たちに支払うべきはずの給与を放棄することをここに約束する。2021年5月1日以降の給与の滞納分を、一定の割合で一定期間かけて徐々に返済していくという和解案にクラブがサインしてくれれば、このクラブのために中国1部リーグで戦うことを受け入れる」と発表。昨年5月以前の給与は諦め、それ以降の未払い分を分割でも返済し続けるならば、プレーをするという。

 一時は金満経営でアジアで鳴らした中国サッカー。崩壊した今、選手が犠牲になるは避けたいところだが…。

関連タグ: