イングランド・プレミアリーグのアーセナルに所属する日本代表DF(23)が16日(日本時間17日)のニューカッスル戦でアクシデントに見舞われた。

 右サイドバックで出場した冨安は0―0の前半38分に右太もも裏を痛めた模様でピッチに座り込むと、そのまま39分に途中交代となった。負傷の程度は明らかになっていない。冨安は1月にふくらはぎを痛めて戦線離脱し、4月23日に復帰したばかりだった。6月には日本代表として国際親善試合ブラジル戦(6月6日)などに臨む予定だったが、参戦は微妙な情勢になってしまった。

 アーセナルにとっても大打撃になった。冨安負傷の影響もあって格下のニューカッスルに0―2で敗戦。欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権の獲得へ崖っ縁に立たされた。ミケル・アルテタ監督は「試合中にケガ人が出たが、ニューカッスルの方が10倍優れていたので言い訳にならない」とし「非常に失望している」と語った。

 来季CL出場できる4位トットナムとの勝ち点差が「2」となった5位アーセナルは、最終節(22日=同23日)でエバートンと対戦する。