ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レベンドフスキ(33)は来年6月まで残す契約を更新せず、今夏に退団したい意向だが、〝待った〟がかかった。

 レバンドフスキとすれば、年齢的にも長期契約を望めないBミュンヘンに残留するより、今夏に移籍して他クラブに移籍する方が契約期間的にもメリットが生まれると踏んでいる。中でもスペイン1部バルセロナが、獲得に熱心な姿勢を見せており、2~3年契約で現状の年俸4000万ユーロ(約53億円)も維持できるとされている。本人もスペイン行きを望んでいるという。

 しかし、Bミュンヘンのヘルベルト・ハイナー会長は、ドイツ紙「ビルト」に「ロベルト・レバンドフスキは2023年6月までバイエルンと契約を結んでいる。彼はそれを履行するだろう」と語っている。エースFWを失えば、得点力低下は明らか。マンチェスター・シティー(イングランド)入りが決まったノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(21)獲得にも至らず、代役が見つからない限り、移籍容認するつもりはないのだろう。

 ただ、バルセロナもまだあきらめたわけではないという。今後の交渉や他の選手との兼ね合いで、一気にレバンドフスキ移籍が動き出す可能性は残されている。