7月1日からイングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティーに移籍することになったドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(21)が示す驚異的な身体能力について英紙「ミラー」が伝えている。

 身長194センチ、体重94キロと恵まれた体格のハーランドについて、同紙は、サッカーに取り組む前で5歳だった2006年1月にノルウェーの大会で1メートル63センチを跳び、当時の世界記録に並んだという。さらにドルトムントに加入した20年にはテレビ局が計測した60メートルのタイムが6秒64だったとし、18年の世界室内陸上の決勝に出場できるタイムあったと指摘。ちなみに世界記録はクリスチャン・コールマン(26=米国)の6秒34とわずか0・3秒差に迫っている。

 ハーランドは陸上選手にも匹敵する驚異的な跳躍力とスピードを誇っているが、こうしたフィジカル力は両親のDNAを受け継いだところがあるという。母グリマリタさんは七種競技のノルウェーチャンピオンで、父アルフインゲさんは元プロサッカー選手で加入するマンCでもプレーした。親戚にもプロアスリートが多く〝一族〟の遺伝子が影響しているのは間違いないだろう。

 来季からは世界最高峰リーグで自慢の身体能力を生かして、ゴールを量産するはずだ。