イングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティーは10日、ドイツ1部ドルトムントから“怪物”ノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(21)を獲得することについてクラブ間で合意したと発表した。

 英「BBC」など各メディアによると、移籍金5120万ポンド(約81億9000万円)の5年契約で週給37万5000ポンド(約6000万円)+成果給となり、父アルフインゲ・ハーランド氏と先日死去した代理人のミノ・ライオラ氏にそれぞれ1500万ユーロ(約20億円)の手数料が支払われるという。

 スペイン1部レアル・マドリードも獲得に乗り出していた中、ハーランドがマンC入りを決断した理由について「父親が所属したクラブでプレーする感情的な魅力と(ジョゼップ)グアルディオラ(監督)とプレーする魅力、すべてのタイトルに挑めるチームとしてチャレンジできることの組み合わせ」と伝えた。

 怪物ストライカーはノルウェー1部モルデから2019年1月にオーストリア1部ザルツブルクに加入し、日本代表MF南野拓実(27)と共闘。20年1月にドルトムントに移籍し、公式戦88試合で86得点をマークしていた。サッカーの母国イングランドでもゴール量産が期待されそうだ。