スペイン1部バルセロナのブラジル代表DFダニエウ・アウベスが、契約延長を勝ち取る見通しだ。同国紙「マルカ」が伝えた。

 アウベスは昨年11月、2008~16年に在籍した古巣へ復帰。ただ年齢的なこともあり、シーズン終了までの短期契約でリーグ最低年俸(約2000万円)だったことも話題となった。しかし年齢を感じさせない活躍を見せ、ピッチ外の貢献も高く評価されている。シャビ監督の期待通り、若手の模範となり、精神的支柱にもなった。

 序盤の出遅れから立て直した要因の一つにアウベスの存在があったと言っていいだろう。6日が39歳の誕生日となる〝レジェンド〟に対し、バルセロナは来季も構想に入れたという。昨年加入時の契約には、延長オプションも入っており、近いうちに本人にそれを伝えるという。

 本人の闘争心にも衰えはない。今季はライバル関係にあるレアル・マドリードに優勝をさらわれたが、それが確実になっていた先月22日のレアル・ソシエダード戦後に「自分たちが遅れてやって来たことは、彼ら(Rマドリード)には幸運だった」と強気に言い放った。名門完全復活へ来季も大ベテランが引っ張っていきそうだ。