イングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドで来季監督に就任するエリック・テンハグ氏(52)が、かつてのまな弟子を最重要の獲得候補選手に指名した。

 オランダ1部アヤックス指揮官のテンハグ氏はかつて自らが指導し、現在スペイン1部バルセロナに所属しているオランダ代表MFフレンキー・デヨング(24)と英国での再会を熱望。英紙「デーリー・スター」は「(テンハグ氏は)説得力のある行動に出る」と報じ、今季限りで退団が確実視されているフランス代表MFポール・ポグバ(29)の後釜にしたい考えという。

 ただ、イングランド屈指のビッグクラブ入りするには大きな障害があった。同紙は「悪天候がフレンキー・デヨングのマンチェスター移籍を妨げる原因となる可能性がある」と指摘。雨の日が多く、強風が吹き荒れ、日照時間の少ないマンチェスター地方特有の気候が〝師弟コンビ〟復活に向けて大きな障害になりかねないのだ。

 実際、フレンキー・デヨングの実父ジョン・デヨング氏は、オランダ紙「AD」に「フレンキーへのオファーがお金の必要なバルセロナに役立つことがわかっている。欧州トップ5のクラブが電話をかけてきている」と説明しつつ、マンチェスターUについて「そこは悪天候が多い。もちろん、サッカーに関する面が最優先だが、それ(天気)も重要だ」と語っていたという。

 移籍金は1億2000万ユーロ(約164億4000万円)と見込まれている中、今オフの動向が注目されそうだ。