
イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属する日本代表MF南野拓実(27)が、いよいよ正念場だ。南野は主力を温存した13日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦のベンフィカ(ポルトガル)戦でもベンチ外となり、公式戦4試合連続出場機会がない。
構想外危機となる中、南野と同じ控え組だったベルギー代表FWディボック・オリギに退団話が浮上。イタリアメディア「スポーツメディアセット」が、イタリア1部ACミランと3年契約で合意したと報じた。オリギも南野と同じく長い間出場機会に恵まれないにもかかわらず残留を希望してきたが、ついに移籍を決断したとなれば南野に与える影響も決して小さくない。
リバプールは今夏に大型補強を検討しており、英紙「サン」はユルゲン・クロップ監督の注目発言を報道。指揮官は「このメンバーで、この規模のままずっと一緒にいられることはないだろう。何人かの選手は彼らが思うだけの十分な回数をプレーしていないし、夏にどういう状況が到来するのか見て、そうした状況の解決策を見つけることになる」と〝人員整理〟の方針を示唆した。
「十分にプレーしていない選手」に南野が当てはまるのは明らかで、今後の去就についてクラブと話し合う可能性が出てきた。日本の10番が今季終了後に大きな岐路に立たされそうだ。
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