日本代表MF久保建英(20)の所属するスペイン1部マジョルカの韓国人MF李康仁(21)が来季にポルトガル1部ブラガに移籍する可能性が浮上していると、スペイン紙「マルカ」が伝えている。

 スペイン1部バルセロナの下部組織で育った久保と同じように同1部バレンシアのアカデミーでレベルアップを図ってきた李は、昨年8月末に2025年までの4年契約でマジョルカに加入。かねて「韓国の至宝」と呼ばれ、同じアジア出身の久保とのライバル関係がスペインメディアでも注目されている。

 そんな中、同紙は「ブラガが李康仁の将来に非常に注意を払っている」と、今夏の獲得に乗り出すと報道。その上で「ポルトガルのクラブは(昨夏に)バレンシアが李との契約解除をしたとき、その状況に最も興味を持ったクラブの一つだったが、韓国人の家族はスペインで継続するというマジョルカの提案を受け入れることを優先した」とし、昨年にもオファーを出していたという。

 李にはオランダ1部フェイエノールトも関心を示し、シーズン後に話し合いを行う予定と伝えられる中、契約元となるレアル・マドリードへの復帰がささやかれる久保の来季去就とともに注目されそうだ。