来季にスペイン1部バルセロナへ移籍することで合意したと報じられたポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(33)について、所属するドイツ1部バイエルン・ミュンヘンのオリバー・カーン最高経営責任者(CEO=52)が残留を強調した。

 レバンドフスキの母国ポーランド公共放送「TVP」がBミュンヘンと退団で合意し、バルセロナに移籍すると報道したことについて、ドイツ誌「キッカー」は、カーンCEOが「誰がロベルト・レバンドフスキについてのナンセンスな話をしているのか」と不快感を示していると報じた。

 その上でカーンCEOは「シーズンごとに30から40ゴールを獲得するプレーヤーの移籍について話し合うほど、我々はおかしくなったわけではない。今夏の移籍? それはできない。彼との契約はもう1シーズン残っているから」と、他クラブへの移籍を認めない方針を明かした。

 Bミュンヘンとレバンドフスキの契約は2023年6月末まで。元ドイツ代表の守護神だった同CEOは「ロべルトはバイエルンで何を得られているかを知っており、私たちも彼が何をもたらしてくれるかを知っている」と話し、来季の残留はもちろん、契約延長を求めていく方針だ。