サッカーの世界最優秀選手賞「バロンドール」を受賞した名選手がロシアから侵攻されたウクライナ軍に加入したと、英紙「デーリー・メール」が伝えている。

 旧ソ連時代にディナモ・キーウのカップウィナーズカップ制覇に貢献したウクライナ出身のFWイゴール・ベラノフ氏(61)は「フランスフットボール」誌が選定するバロンドールを1986年受賞した名選手。同紙によると、ロシアに攻め込まれた母国ウクライナを救うための行動を開始したという。

 ベラノフ氏は最前線で銃を手にした写真を投稿するとともに、6日にはウクライナサッカー協会のアンドリー・パヴェルコ会長と生まれ故郷のオデッサで会談。援助物資を受け取った一方、今回の紛争で負傷し、入院中の兵士らがいる病院へ積極的に足を運び、自身が受賞したバロンドールのメダルなどお披露目する活動なども行っている。

 バロンドーラーは「私はあなたと一緒です!ウクライナに平和を、そして私たちの土地と私たちの自由を大胆に破壊するために来た占領者に立ち向かうすべての人に栄光を! 私たちの迅速な勝利を信じています! ウクライナに栄光あれ!」と語ったという。