ポルトガル1部サンタクララは所属する日本代表MF守田英正(26)の懲戒手続きを開始すると、公式ホームページで発表した。

 守田は同国紙「ABola」のインタビューで同1部スポルティング・リスボンから関心が寄せられていることについて移籍願望を明かし、サンタクララのクラブ方針に不満を示唆した。クラブ側は「メディアへの発言許可など基本的な規則が守られていない。この状況は内部懲戒手続きの対象となります」という。

 さらにクラブ側は「彼が『閉鎖的』と話していることは真実ではありません。クラブ代表はすべての関係者の利益に耳を傾けようとしているだけだからです。考えられるすべての提案を優れた方法で検討し、処理する必要があります」とし「常に特定の問題よりもサンタクララを最優先します」との方針を示し、守田の見解を否定した。

 その上で守田に対する他クラブからの関心についても「守田またはクラブに関連する他のすべての提案を慎重に検討および評価しています。サンタクララの最善の利益が最初に来ることをもう一度強調します」と主張した。具体的な懲戒処分については公表されていないが、今夏の移籍にも影響を及ぼしそうだ。