
イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラー(29)の契約延長の決定が迫っている中、母国エジプトでスポーツ大臣を務めるアシュラフ・ソビ氏が残留に反対した。
2023年6月末でリバプールとの契約が満了となるサラーはかねて契約延長に向けて交渉を続けるも難航。他クラブへの移籍もささやかれていた中、ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)を超える同リーグ最高年俸の2600万ポンド(約42億1000万円)で合意したと、各メディアで報じられた。
そんな中、英紙「デーリー・スター」によると、ソビ大臣は「私は(W杯アフリカ予選で敗れた)セネガルとの試合が終わった後にサラーと会って何が起こったのかを忘れて次のことに集中するようにと言いました」と語った上で、クラブを変えるには適切なタイミングとして「彼にリバプール以外のクラブでキャリアを続けるようにアドバイスしました」という。
エジプトでは国民的な英雄であり、その去就は国家の一大事でもある。これまで契約交渉がうまく進んでいなかった時期もあったことで、助言を送ったようだ。
ただ、サラーはこの時点でリバプール残留を決めていたとみられ、契約書にサインする寸前だった模様。このため移籍を推奨したソビ氏も「彼の方針はリバプールとの契約を更新することです」とし、最終的にはサラーの決断を支持した
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