2大会連続でW杯出場を逃したイタリア代表のロベルト・マンチーニ監督が続投に前向きとなっている。昨夏の欧州選手権で優勝したイタリアは、カタールW杯欧州予選プレーオフ準決勝(24日=日本時間25日)で北マケドニアに0―1で敗れ、まさかの予選敗退。このとき指揮官は「この試合をコメントするのは難しい。申し訳ない。失望は大きい」と肩を落とした。

 イタリアサッカー連盟のガブリエレ・グラビナ会長は続投に前向きな中、スポーツメディア「ESPN」によると、29日のトルコ戦を前にした会見でマンチーニ監督は「私はグラビナ会長と話をして、すべてにおいて意見が一致した。今はトルコ戦に集中し、それから将来に向けて何を改善すべきかを落ち着いて話し合うことになる」と先を見据えたコメントを残した。

 また敗退については「我々は少なくともスイスに2点差をつけてグループリーグを勝ち抜くべきだったが、起こったことの言い訳を探したくはない。我々は現実を受け入れ、前に進まなければならない」。今後に向けては「若い選手たちを代表に入れ、彼らがそれぞれのクラブでより多くのチャンスを得られるようにしたい。まずはそこから始めたい」と再建のイメージを語った。

 指揮官が辞任した場合、2大会連続でW杯出場を逃した元イタリア代表主将のファビオ・カンナバーロ氏(48)らの名前が報じられた。