ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンが、同ボルシアMGから13歳の新怪物FWマイク・ウィズダムを大金で獲得して波紋を呼んでいる。

 英紙「サン」は「バイエルンMが、13歳のワンダ―ボーイのマイク・ウィズダムを購入するために、なんと25万ポンド(約4000万円)を費やした。ドルトムントやレーバークーゼンとの争奪戦を制した」と報道。英スポーツ専門放送局「スカイスポーツ」ドイツ版も「ウィズダムは来季からバイエルンのU―15チームの一員になる」と伝えた。

 ウィズダムはドイツ生まれだが、両親の出身地であるガーナとナイジェリアの国籍も保有している。「並外れた才能」としてにわかに注目を浴びており、同紙によると「両足の精度が高く、電撃的なリズムを持ち、1対1の状況でも優れている。個人スキルも高い」という万能ストライカーだ。

 その才能に目を付けたバイエルンMが13歳としては破格の条件をオファーして、電光石火の獲得に至った。

 しかし〝強奪〟された側のボルシアMGは怒り心頭。ユースチームのロナルド・バーカス監督は「このような取引はドイツのサッカーにとって有益ではなく、不快なものだ」とバイエルンMを痛烈に批判した。

 新怪物を巡って両クラブの間で遺恨がぼっ発しそうだ。